みんなで何とかしましょうよ

　一昨日までは街宣車が行きして騒がしいものでした。昨日の衆議院選挙投開票日からその騒がしさも消え、また静かな日常が戻ってきました。しかし様々な状況がそこにはありました。大物候補者と言われる方の落選や敗北。難しいですね、落選と敗北。落選は、選挙に負けて「ただの人」に戻ること。敗北は、選挙には負けたが比例代表という仕組みで衆議院議員にはなることが出来るというもの。復活とも呼ばれています。詳しいことは知りませんが、変な制度です。
　誰が当選したか落選したか、また候補者の主張がどうだったかではなく、確実に起こったことは世代交代のように感じます。これはいいことだと感じています。もっとも超大物と言われる方のところには当てはまらないようですが。今回当てはまらなかった超大物たちも近いうちに交代されるでしょう。自然の成り行きとしてね。
　今回の選挙でも投票率をあげようとする動きはありましたが、結果的にそれほどの効果はなかったようです。どうしてなのでしょう。私は、「政治というものは、ごく限られた少数の人が取り組むもので、一般の人たちには関係ないもの」、もっと言えば「政治家は特別なんだ」と政治家自身が自分たちに良いように差別化をしていったことが大きいと思っています。もっと一般の人たちが参画できる政治にしていかないと、いつまでたっても投票率は上がらないと思います。最も「投票に行かなければ罰金」などとなれば別でしょうが。
　そして誰にも簡単で良くわかる政治にしないといけません。難しい言葉や複雑な仕組みはいりません。誰もが理解することができ、賛成も反対も自由に言える政（まつりごと）にしないとこの国の将来は、大きなものに流され、気が付いたらいつの間にか自分たちが好きなようにものも言えない国になっているのではないでしょうか。そのような国には住みたくありませんが、他に行くところもありません。政治にみんなが参画できる社会を、みんなで何とかしましょうよ。