昨晩テレビの音楽番組で童神(わらびがみ)という歌を聴きました。「天からの恵み 受けてこの 地球(ほし)に 生まれたる我が子 祈り込め育て」と歌われます。いろいろな歌詞がありますが、夏川りみさんのものだと記憶しています。本当に自分の子に対する母親の気持ちが良くわかります。
52年前、沖縄はアメリカの占領下から日本に復帰しました。通貨は米ドルが円に、自動車右側通行が左に。一夜にして変わりました。沖縄へ行く時はパスポートが必要でした。それもいらなくなりました。私たちがこう言っては申し訳ないですが、変わったところだけを簡単に見ていました。しかし現地の人たちは大変だったでしょう。考えたら国が変わるのですもの。私も30年程前、平成の初め頃に商工会議所の関係で沖縄市を訪ねることがありました。確かその時の会議所の偉い方が「辻さん、沖縄は3Kでもってるんだよ。それはね、観光、公共工事、そして基地だ。」と言われたことを今でも忘れていません。沖縄県の経済を支えているものとして基地はなくてはならないものなのでしょう。全ての沖縄県民が「米軍よ、出て行け!」と言っているのではありません。気持ちとしては、出て行って欲しいけど、出て行かれると困る部分もある訳です。そうだ、これは書いておきましょう。この時期とても円高で1ドル80円前後だった記憶があります。いまとは真逆ですね。米軍の関係者たちがドル建ての給与だったらしく、奥様達も働きに出ていると聞きました。大変だったのですね昔も。
それから何年か経って観光で訪問する機会がありました。沖縄と言っても石垣島でした。沖縄本島より一段と長閑で人の温かさをより感じさせてくれる場所でした。その島で教えてもらった歌をマスターするために年に何回か通いました。沖縄民謡の「五穀豊穣」です。この歌は「五穀豊穣サー天(ティン)ぬ恵みハリ今日(クトウシ) 果報(かふ)しどぅスリサー御祝(うゆえ)さびら嘉例(かりー)さびら」と歌われます。私はこの曲を歌うと元気になります。そして心が豊かになった気がします。島でいつも温かく迎えていただいた人たちのことを思い出します。また行ってみたいところです。
話を戻しましょう。沖縄の本土復帰を歌ったものにビギンの「オジー自慢のオリオンビール」があります。「戦後復帰を迎えたころは みんなおんなじ夢を見た 夢はいろいろある方がいい 夢の数だけあっり乾杯」と歌っています。このフレーズは少し悲しそうにも聴こえます。咲いた夢、散った夢、萎んだ夢、・・・。私たち沖縄に住んだことの無い者にはわからないことが沢山あったでしょうし、今もあると思います。逆に沖縄の人たちにはわからないことが、私たちにあります。それぞれにそれぞれの過去が歴史があります。誰も真似できません。でも、ここで今を共に分かち合っています。そんなことを教えてくれる沖縄本土復帰の日かも知れません。皆さん、今ここに居ることに感謝です。みんな一緒ですよ。みんな前向いて歩きましょうね。
「お母はん、今日はオリオンビールであっり乾杯といきましょか」
「あんた、えらい調子ええやん、どないしたん。」
「ええか、お母はん。みな一緒や。前向きやで。今日は沖縄返還の日や。パーッといこ!」
「あんた、何言うてんの。それやったら、この前の酒代立て替え早よ返還してや。」
「あっ、えらいこと思い出されてしもた。こらアカン。おとなし飲も⤵」。
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