読書週間

 読書週間です。もともと1924年「図書館週間」(のちの図書祭)で始まりまったそうです。1947年「読書の力によって平和な文化国家をつくろう」との決意で、出版社、書店、公共図書館、マスコミなどが加わって同年11月17日から第1回読書週間が開催されたそうです。第2回からは文化の日を中心にした10月27日から11月9日までの2週間と今の期間に改められ、運動は全国に拡がったと言います。
 この読書週間には毎年標語があり、今年は「この一行に逢いにきた」だそうです。この標語は公募されています。ちなみに第1回1947年の標語は戦後まもなく娯楽もあまりなかった時で「楽しく読んで、明るく生きよう」。高度成長期の1978年は「翔べ心! 本はその翼である」、バブル期の1984年「秋です 本です 読書です」、2000年「はじまりは1冊の本だった」、2005年「本を読んでる君が好き」、コロナ禍の2021年「最後の頁を閉じた 違う私がいた」などそれぞれの時代の空気感があるように思います。またこの週間の初日は「文字・活字文化の日」と制定されているそうです。他にも11月1日は「本の日」、11月3日「まんがの日」があります。
 さて日本人の読書傾向が大変なことになっています。2023年に年間何冊読むかとの問いに何と62.6%の人が「月に1冊も読まない」と答えています。5年ごとの調査だそうで2018年は同じ答えが47.3%だったそうです。スマホの普及でスマホ時間の増加と逆に読書時間が減っていると言っています。確かに電車で出掛けた時、ほとんどの人はスマホを見ています。ゲームに夢中、誰かと連絡。勿論スマホでの本読みもあるのかも知れません。きっと毎日慌ただしく仕事に追われ、時間に追われ、ゆっくり読書どころではないのかも知れません。本だけでなく新聞を読む人も減っているようです。私は液晶画面に映し出されたものと紙などに書かれた(刷られた)文字や文章はどこか異なるような気がします。未だに本や新聞記事を読むときは隣に辞書があります。知らない言葉、読めない漢字などが出てくると辞書の出番です。こうして読んでいると周りの人たちは静かで良いようです。これからもっと沢山素敵な本に巡り合いたいと願っています。私の読書を応援してくれるのは、本屋さんとどんどん度が進むと訪ねる眼鏡屋さんだけかもしれませんがね。

「アンタ、久し振りにブログ書いてるんとちゃう」
「うん、そうなんや。10月はなんか忙しなてな。何があったてか。余分なんは選挙やな」
「ホンマやな。せやけど盛り上がらん選挙やったな。与党は過半数割れしたけど、変わる?」
「わからん。与党に対立するだけの野党もアカン。
 全部首すげ替えやるか、せやなかったら話し合いに持ち込んでジックリやらな」
「もうせやけど、来年がすぐそこやに」
「ホンマやな。年の瀬まではゆっくり本でも読んで穏やかに過ごそか。一杯やりながら」
「せやな、もう年末に飲もう思てた例のヤツ、今晩いこか!」

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