休養を楽しみましょう

　一昨日の11日から少し長めの休養期間をいただきました。確かに今年は結構予定と時間に追われる日々が続いたので、そろそろ休みが必要かと考えていたので嬉しいです。しかし同時に歳をとったなと感じます。どんどん予定を入れて自分がマグロ好きなので「マグロは動いとらなアカン。止まったら死ぬんや！」などと言いながら過ごしていたのはほんの少し前だったように思われます。今も毎朝のようにストレッチ体操と最近はエアロバイクというのですか、私流に日本語で言うと自転車漕ぎ機を使って足の筋力を維持しています。その時には必ずBGMを流しているのですが、洋楽ですと（これも古い言い方ですかね）最近は1960年代にアメリカで流行ったポップスがとても心地よいのです。特にバイクはペダルの動きに負荷をかけて20分ほど漕ぐのですが、BGMなしだと苦しいだけで直ぐに止めたくなってしまうのですが、BGMで自分の好みの曲がかかっていると頑張って出来るのです。60年代ポップスというと私が10歳から20歳前くらいの時の音楽で、日本の音楽でいうと1960年代後半から70年代の音楽で、「ニュー」（new）が付いた時期の曲でした。今のラップ系ではダメなのです。よく考えてみると、リズミックなだけのものより、やはりリズミックでも素敵なメロディを持つ曲を好んでいたようですし、今もそうです。60年代というと、ビートルズが現れて世界中の若者が熱狂した時でした。そのような中で私はペトゥラ・クラークという女性歌手の歌に魅せらました。1965年の「DOWNTOWN」（恋のダウンタウン）です。今も私の中で数少ない素敵な歌手だと思っています。今91歳かな。先日レコードを調べていたら彼女のアルバムが沢山出てきました。世界中の名曲を歌っています。機会があれば聴いてみてください。
　話は戻りますが、そのような時を思い出しながら体操しています。そしてその曲を聴いていた頃を思い出します。時間が経つのも忘れてしまうのでしょうね。そんな気持ちで漕いでいる私は厳しい顔だったり、ニヤニヤしていたり様々な表情をしていて見ていれば面白いでしょう。しかし思い出に浸っていると思い出した人が気になって何とも仕方のない感情が湧いてきます。これがまたいい。連絡をしてみると、全く連絡の取れない人、「誰だ！」なんて忘れている人、「おぉ！」と声を上げ当時を思い出そうとする人など様々です。いずれにしろ自分に過去があるから思い出せるし、相手と今から拡がることもある訳です。様々な思い出がありますが、私は幸せな性格なのか悪いことは忘れるタイプなのでこの休養期間には、音楽を聴いて、本を読んで、そして過去に思いを巡らせてみようと思っています。ただ今回の休養は肝臓も一緒なので、しっかり休めてまた美味しくいただきたいものです。

「あんた、我慢できんのかいな」
「うん、まともな休みを精神や身体にきちんとあげやなな。何せよう働いた身体やから」
「いやぁ、この人本気やわ。けど休養期間過ぎたらまた飲むんやろな、今まで以上に」
「そんなん言うてる間に、ようけ美味しいのを揃えておかな間に合わへんで！」
「ほれ！やっぱりな。ハイハイ任しとき！」