先々週伊勢現代美術館へ行ってきました。津インターを下りて津市内に向かう途中、この美術館の看板があるのを目にしてから、一度行ってみたいと思っていました。すると中日新聞に伊勢現代美術館が閉館するとの記事が掲載されていました。これは急がなくてはと思い、早速美術館の開館日と、私の空いている日探して予定を立てました。新聞記事には広告代理店経営のアマチュア写真家が私財を投じて開館し、ご本人が亡くなられた後もお嬢様が継がれて維持されてみえるとありました。伊勢道を玉城I.C.で下り、サニーロードを走ります。この日は天気も良かったので気持ちの良い風を受けながらの道中でとても気持ちの良いドライブになりました。
到着すると場所は五ケ所湾に面した素敵なところでした。駐車場に車を止め、館内に入ります。こじんまりとした静かな、しかし明るい空間です。先ず最初の展示がある庭に出ます。犬(?)が五ケ所の海を眺めています。不思議な椅子が並び、不思議な土の精のようなものがあります。金属で作られた漁師のモニュメントもあります。天気も良く、暑くなってきたので屋内に戻り、受付の奥の部屋へ。驚くほど大きな絵が1点と、これも大きな絵が2点、そして一つの肖像画があり、その百分の一の絵と百倍の絵があります。2階にはまた異なる展示が楽しめます。今度は別の場所にある「宇空」へ。別の場所と言っても徒歩1分くらいです。ここは屋外で彫刻展示がされています。そこに津市の陶芸家の高山光さんの狛犬がありました。犬とは思えない顔付きでした。到着から1時間少しの時間でしたが、とても良い時間を過ごす事が出来ました。来月末で閉館してしまうのは惜しいと思います。このブログを読まれた方も一度足を運ばれてはいかがでしょう。私も閉館までに時間が出来ればもう一度訪問しようと思っています。
このようなとても平和な時間をいただけたことに感謝です。しかし現実の世界では戦争が行われており、その戦争を終わらせたくない人たちが毎日多くの人を意味なく殺しています。世界中の人たちみんながゆっくり美術館で穏やかな時間を過ごすことは無理なのでしょうか。だから未来に期待するのかも知れませんね。そう思うとちょっと寂しいですね。
「おい、オマエ。今日美術館へ行ってきたわ」
「エッ、どうしたん。倍賞さんか、寅さんの展覧会か」
「何言うてんねん、ちゃうちゃう。来月で閉まってしまう美術館や。何か行ってみたなってな」
「へえ、それでどうやったん」
「海に面した庭が展示場になっててな、焼いた物が置いてあったり、2階に絵なんかも展示してあって、ちょっと離れた別のとこに彫刻があったりで良かったで」
「アンタもそんな気分になるんや。今までやったら夜の美術館ばっかりやったのにな(笑)」
「アホ。なんか気持ち良うなってな。ここで一杯がええと思うんやけどな」
「なんや、やっぱりそこかいな。うちも飲ましてもうて美術館の話聴かせてもらおっと」
各種イベントに使用できるバンケットホール
新築の自動車ディーラー研修施設
株式会社辻󠄀工務店
059-226-2261
【年中無休】8:00~17:00
三重県津市大門28番13号