実は2月の初めに入院して手術をしました。命の危険は考えることのない手術でした。術後経過もよく、10日程で退院。問題は退院後。退院1週間で名古屋へ、暫くして静岡へと出張しました。痛かったのですが、手術したのだから仕方ないと我慢して行きました。そうしたら術後の診察で、「辻さん、直りが悪いというより傷が開いています。もう一度入院して手術しましょうか」って。「えっ」と思いましたが、早く治すにはその方が良いと考え、決断して3月に再入院。今度こそと、しっかり安静にしてやると覚悟して臨みました。
手術と言っても再縫合なので簡単だと思っていたら、甘い甘い。1回目の術後も痛かったけど、今度は前回より以上に痛い痛い。「生きている証拠だ!」、「明日はきっと痛みは和らぐ!」と毎日自分に言い聞かせて痛みと闘いました。勿論鎮痛剤も時間を守ってしっかり飲みました。「もっと強いものを!」と看護師さんの顔を見るたびに言いました。最後は「この痛みを何とかしてくれ!」と大騒ぎ。とうとう胸などに貼り付ける鎮痛剤というより麻酔薬になりました。さすがに効いている間は天国でした。痛みが少し和らぐだけでも嬉しかった。
最初の手術から数えて2カ月と少し鎮痛剤と麻酔薬に浸っていたことになります。痛みがひいても、また痛くなるのではと止めることがなかなか出来ない。麻酔薬は勿論、軽い鎮痛剤まで全て止めたのは連休に入る前でした。服用を止めてから一度、食事をしている最中カミさんに「あんた、眠とる」と箸を持ったまま眠っていました。後遺症なのでしょうか。怖いことです。暫く車の運転などせずに過ごしました。お陰様で今は全くありません。そもそも再手術の原因は何だったのかと考えました。結局は過信です。年齢を受け入れようとしない自分です。「自分は大丈夫!、人が2週間なら、俺は10日で元どおり」。年齢には勝てないことを知らされた今、お陰様で元気です。ただ以前より何事もスピードを落として対応するようにしています。
そして人生は上手く出来ているとも感じました。人としての役割も終わりに近づいてきているのに、若い人たちとすべてが同じでは世の中上手くいきません。今までの経験を懐に入れて、今の人たちの動きや考えを見せていただく。助言することがあり、その機会を与えられたら、吟味された言葉で伝える。そういう役回りに来たんだと感じさせられました。若い人たちによって繰り広げられる舞台を鑑賞させていただきながら、もし「どう思いますか」等と聞かれたら素直に「こう思うよ」って返せばいい。周りに居る無名だけど真剣に演じる若い俳優たちの素敵な舞台を観せていただくのです。大いに楽しみたいと思います。さあ一緒にどうですか、片手にグラスでも持ちながら、年を重ねたものが未来を感じていく。ちょっとワクワクしませんか。
「あんた、今日は何かウキウキしとるんとちゃう。そんな感じやで」
「うん、これから俺は未来に生きるんや。ええか、前向きやで、前向き」
「何や急に、前向きて。あんなことあった、こんなことあった。気に入らんことばっかりや言うてる人が」
「いやな、若い人が演じる人生劇場をちょっと高いとこから楽しむねん」
「へぇ、口出しせんと、黙って楽しめんのかいな」
「おい、せやけどあそこの倅、生意気なやっちゃな。一遍ギューといわしたらなアカンわ」
「ほれみ、もうこれや。高みから一緒に楽しむんとちがうんかいな。わてはもう飲みますわ。ほな」
「おいおい、待ってえな。せやけどやっぱりわしには出来んのかいな、未来を語るっちゅうやつ」
駐車場外壁に意匠を
ラーメン店への改修
2026年5月28日現在、基礎工事中
株式会社辻󠄀工務店
059-226-2261
【年中無休】8:00~17:00
三重県津市大門28番13号