ちょっと一段落です

 今月はスーパーカミオカンデの視察見学で始まりました。そして4日の中秋の名月は、札幌行きの飛行機の中でした。雲の上からでしたので綺麗に見えました。翌日仕事を済ませてからの大通公園散歩はとても清々しく気持ちの良いものでした。そして津祭。何とかお天気も大丈夫でよかったですね。やはり祭はワクワクするものですし、また来年への期待が高まるものですね。
 先週末からは伊賀市で過し、私が所属する団体の大会がありました。その大会で俳人の黛まどかさんのお話を聞くことが出来ました。「世界の中の俳句 ~芭蕉から現代まで~」と題された講演でいろいろなことを学ばせていただきました。俳句は有季定型。つまり季節を愛で、形を大切にする。俳句は、季語というものがあり、五七五という限られた形の中に、余計なものをドンドン削ぎ落としながら読みたいことを表していく。黛さんは「ひき算の文化」と言われました。俳句を聞く読む側は、イメージを膨らませながら句の心を感じていく。引き換え今の世の中は、言わなければいけないことを全て加えて表現していく「たし算の文化」にはなっていないでしょうかと問い掛けられました。つまり感じなくても良い世界なのです。読み手が考え、イメージすることが日本の文化ではないかとも。日本には「雨」を表す言葉が400を超えてあるそうです。中秋の名月のことを書きましたが、満ち足りたものより、少し欠けた部分に美を感じるのも日本人かも知れません。定型という枠があるから読み手が考える。書道でもよい書かどうかは余白にあるのだそうです。自然を尊び、大切にし、余白を大切にして察する。これからの世界が求めていくものが、ここにあるのではないかと結ばれました。
 今週も研修会や代表を務める会合で話をさせていただくので原稿づくりに追われています。週末には県外からお客様を招いて研修会を行います。いつも何かに追われている毎日ですが、俳句のお話は時間も気持ちの中も少しゆったりしました。良い一段落でした。

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