忠臣蔵?

 もう12月も後半に入りました。2018年もあと僅かです。今から約320年前の今日あたりは、「赤穂の連中が吉良邸に討ち入ったようだ」との話が流れ、藩主が松の廊下での刃傷で即日切腹を命じられてから「敵討ち」の思いを募らせ、静かに計画し、奇襲を成功させた赤穂浪士に対し、忠義者との賛辞や、復讐との批判が飛び交っていたことでしょう。
 忠臣蔵です。物語は簡単に言えば、吉良上野介が日常的に浅野内匠頭にいじめを行い、堪忍袋の緒が切れた浅野内匠頭はよほど怒り心頭だったのでしょう、あろうことに江戸城内松の廊下で吉良上野介に切り付けるという事件。その結末は、浅野氏は即日切腹とお家取り潰し、一方浅野氏をいじめた吉良氏には何の御咎めなし。これでは浅野氏の部下は納得がいかず敵討ちを計画。刃傷事件から1年と9カ月後の元禄15年12月14日、赤穂浪士と呼ばれる47人が吉良邸討ち入りを実行。吉良氏の首を取り赤穂の藩主の無念を晴らすというもの。その後47人の赤穂浪士は打首ではなく切腹を命じられ武士の体面を保った最後を遂げるというものでした。「仕返し」という一つの暴力ですが、美談として捉えられています。
 今年も暴力が話題となりました。アメフト、体操、相撲等々、フェアプレーが基本のスポーツ界、高速道路上でのあおり運転、毎年話が絶えない学校でのいじめ。私が子供の頃には「やられたら、やり返してこい」と言われ、それができないと「意気地なし」と逆にいじめられました。今はやられても、やり返してはいけない。誰かに話して、その人から「そのようなことをしてはいけません」と言っていただく。それでも止まらなければ何回でも話していただく。第三者委員会という言葉もたくさん聞きました。どの委員会の話もスッキリしません。いつからこのような世の中にしてしまったのでしょう。義務は履行しなくても権利はある。責任は果たさなくても責めや咎はない。何をしても人間としてこの世に生まれた以上生きる権利がある。このような考えの人を、他人のこと、世の中のこと、このようなことをしたら人は嫌がるだろう、こんなことをしたら皆に迷惑が掛かるからしてはいけないと考えて生きている人たちが見たら何か馬鹿らしくなってきますよね。今年もこのような思いをさせる出来事が沢山ありました。嫌だ、イヤだ。
 今日を入れて今年も15日。せめて年内には嘆かわしい事件が起きないように願います。昨日は忘年会ラッシュの中の貴重な何もない日。しっかりノンアルコールディにして今日から大晦日までのオールナイト2018ラストスパートに挑みます。あっ、スタミナドリンク買ってこなきゃ。

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