棄権しないで

　今年も祭囃子の聴けない10月です。毎朝愛犬の散歩で祭の山車が通った車輪の跡も見ることが出来ません。寂しい気持ちを余計に寂しくさせる北海道で初雪のニュースが一昨日届きました。ここのところ特に朝は寒さを感じます。秋の深まりではなく、確実に冬が近付いてきている感じです。
　緊急事態宣言やリバウンド防止の期間が過ぎ、どういう訳か感染も減ってきている状況で、待ち構えて居たように多くのものが動き始めました。飲食店の時短営業もなくなり、会食の人数も4人までと言うようなことはなくなりました。早くも泊りでの出張に行ってきました。会議だったのですが、懇親会はなく、話声の少ない静かな食事会があり、午後９時には宿に戻るのです。飲食店の大将から、コロナ前の状態に戻るのかなと心配していることを聞きました。確かに、コロナまでは、週の内五日は外食で、毎週のように出張だった私ですが、久し振りに出掛ける時には、「行くぞ！」と自分に掛け声を掛けないと足が進まない感じでした。毎日家で食事し、飲み、オンラインでの会議に慣れてしまったのでしょう。飲食店の大将の心配もわかります。やはり1年半を超えるこの時間は生活に大きな影響を与え、人の生活習慣まで変えてしまったところもあるのではないでしょうか。
　今日は衆議院選挙の公示日です。しかしあまり盛り上がっている感じはありません。これから投票日の10月末まで国民の関心が高まっていけばいいですが、政治に無関心な層が増え、投票率が低い結果になってしまうと危機的状況と言えるのではないでしょうか。私たちを苦しめているコロナと同居していかなければなりません。自分をしっかり持って立候補者一人ひとりの主張に耳を傾け、もっとも安心でき、よく理解できる候補者を選びましょう。絶対に棄権はいけません。必ず選挙に行きましょう。